Excelのデータベース的使い方



データベース

データベースの機能と作成

データベースは、たくさんのデータを集めたものです。
例えば、店の在庫管理、病院のカルテや薬剤の管理、語学の単語帳や住所録などがデータベースです。
データベースのあるデータの量の重要ですが、そこから必要なデータを素早く探し出すということはもっと重要です。
MicrosoftからはACCESS(アクセス)というデータベースアプリが出ていますが、Excelはデータベース的な使い方もできます。
小規模はデータベースならExcelでも対応でします。

文系の場合。計算よりこのような目的でExcelを使うことが多いでしょう。
Excelをデータベースのように使う方法を紹介します。
実をいうと、データベースアプリはACCESS以外にもいくつかあり、ACCESSはそれほど普及していません。
皆さんが将来企業に入った時には、そこではExcelやACCESS以外のデータベース以外のデータベースアプリが使われているかもしれません。
残念ながらそういうアプリをすべて実習することはできませんが、基本を押さえておけば、他のアプリもそれほど勉強せずに使えるようになると思います。
例えば、データベース用語というものがあります。
そういうものは知らなくてもExcelならデータベース的に使うことができますが、データベース用語を知っていれば他のアプリのマニュアルも理解しやすいでしょう。

実習:
データベースの基本

自分でExcelのデータベースを作るには、これまで通り、普通に表にデータを打ち込めばいいです。
あるいはこの前の実習でもやったように、テキストファイルはCSV形式のファイルを読み込むということで表を作ってもいいです。
ただ、いろいろなデータベースアプリには、フォームというデータ入力用の画面が用意されていて、それをつかってデータを入れることが多いです。
Excelにもフォームがあるのですが、あまり意味がないということで、Excel2010から隠しコマンドになってしまいました。
Excel2010から隠しコマンドの出し方を知っておくのも悪くないので、Excelのフォーム機能と、それをつかってデータベースを作る実習をしましょう。

実習:
データベース(フォーム)

ここで作ったデータベースの表は、次の実習で使うのでどこに保存したのか覚えておいてください。

データベースの使用

データベースを使って見つけたデータを、一度紙にメモして、あらためて手でWordに打ち込んだり、別のExcelファイルに打ち込んだりするのはばかげています。
電子データは電子データのまま、すぐにほかのアプリにつかえるようになってないと不便です。
(逆にデータベースを作るときは、結果を人が目で見て判断するだけでなく、ほかのアプリで使いやすいように設計すべきです。)

Wordで差し込み文書という機能を、使うとExcelのファイルのデータをそのままWordに読み込むことができます。
(Excel以外のファイルも読めます。)
また、差し込み文書の画面は、データベース用語が出てくるので、データベース用語を知っているとうまく使えるようになります。
差し込み印刷の実習をしてみましょう。

実習:
差し込み文書

SQLの補足説明

データベースの基本 で述べましたが、をSQLという言語で操作するタイプのデータベースというものが世の中ではよく使われています。
SQLのすべてを理解するのは、それなりに大変ですが、よく使う技に限れば覚えることもそれほど多くはありません。
将来、皆さんの就職先でSQLタイプのデータベースを操作することになるかもしれないので、少しだけ補足説明をします。
SQLの説明

続いて、統計関係の技 に進んでください。