第4回前半:GIMPによる画像処理

写真処理アプリ

この講義の最初にWordの作画ツールについて勉強しました。
今の時代、図や写真などが入ったレポートやプレゼン資料、パンフレットなどをつくらないと文字だけの文書はなかなか読んでもらえません。
しかし、Wordの写真加工ツールは、以前と比べると機能は増えたのですがそれでもまだ不十分です。
文系の場合は理系のレポートに比べて写真を使うことが多いです。
人の入った写真を使うこともあるでしょう。
しかし、最近では個人情報について考慮しないといけません。
許可がとれてない人の顔はぼかしやモザイクを入れて顔を隠すといった配慮が必要です。
もちろん、レポートやプレゼンス資料だけでなく、SNSにアップする写真などにもこのような処理が必要です。 ところが、Wordにはこのような機能がありません。


あるいは、室内で取った写真は照明の具合で、色が実際と違うということがあります。
しかしWordの色補正はあまり自由度がなく、思ったように色補正ができないということもあります。
普通の醤油ラーメンが、辛いラーメンのように見えてしまうのか困ります。


写真の修正アプリで有名なのは、Adobe(アドビ)社のPhotoshop(フォトショプ)というものですが、これは有料です。
GIMPは、Photoshopより機能は落ちますが、優れた写真加工のフリーソフトです。
GIMPはフリーソフトにしては参考書籍も多く出ていて、ネットにもいろいろな情報が上がっています。
また、Photoshopと似たような使い方なので、将来Photoshopを使おうと思っている人も、まずGIMPで勉強してからPhotoshopに移っても時間の無駄になるということはありません。

そのようなわけで、GIMPが使えるとレポートやプレゼン資料以外にもいろいろ使えます。
これから4回にわけて、GIMPについて説明していきます。

GIMPのインストール

GIMPは海外で開発されたアプリですが、日本語にも対応しています。
また、Windowsだけでなく、MacやLinuxなどのOSにも対応しています。
(そのため、画面がよくあるWindowsのアプリと少し違いますが、大きくは変わらないので、直感的に使えると思います。)

一つの問題は、GIMPは最近、バージョンがGIM2.8からGIMP2.10に上がったのですが、一部のメニューが完全に日本語対応になっていません。。
(正確には、最新はGIMP2.10.32)
英語の表示のまま出てしまうものがあります。
そのためか、本屋にもGIMP2.10対応の解説本がまだあまりありません。
GIMP2.8もGIMP2.10も大差ないのですが、この講義ではGIMP2.10の画面をGIM2.8に近くなるように設定を修正して、GIMP2.8の解説本でも対応できるようにしようと思います。


実習:
Windows版GIMPのインストール

Mac版GIMPのインストール

GIMPの簡単な説明

インストールができたら、動作確認を兼ねて、GIMPの初歩的な機能を説明します。
ここで紹介する技のほとんどはWordでもできるような技ですが、基本から説明します。

実習:
写真の加工
作画関係
文字の入力
領域の塗りつぶし


ここでやったようなものは、実はWordでもできるようなものです。
次に、Wordでできないような、少し高度な技を紹介します。

:やや高度な写真の加工