Wordを使ったレポート作成(Windows版)(P.172)


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大学のレポートに使う技をいくつか紹介します。
まず、これをダウンロードして、開いてください。

これを修正していきます。

表紙

1枚か2枚程度の短いレポートの場合は、表題の下にすぐ本文が来る場合もありますが、ある程度長くて正式なものの場合は表紙を付けます。
その場合、Enterキーを何度も押して本文を次のページに押し出す人がいますが、それはあまりいい方法ではありません。
そうすると、表紙のデザインを変更するたびに、その影響が二枚目以降にも出てしまうことがあります。
以下は悪い例なので、実習する必要はありません。
読むだけでいいです。
Enterキーを何回も押して本文を追い出すと

 : 

こうなりますが、ここでフォントサイズを変えたり、題名と名前の間に改行をいれたりしてデザインを変えると

 : 

その影響で2ページ目の上がずれてしまいます。
そうではなく、いかに説明する方法がいいです。


ここから実習します。

まず、表紙と1枚目を分けます。
はじめにの前にカーソルを持ってきます。(・の前にはカーソルは置けません)

挿入タブのページ区切りを入れると、そこで次のページになります。

表紙を整形しましょう

こうすると、表の文字サイズを変更したり、空白を調整しても、二枚目以降には変化が及びません。

ページ番号

長いレポートで、ホチキスが外れてしまうと大変です。
そういうアクシデントに備えて、ページ番号入れるように指導する先生もいるかもしれません。
そういうときは以下のようにします。

挿入タブの、ページ番号→ページの下部→番号のみ2 で下、中央にページ番号が入れられます。

しかし、これでは表紙にもページ番号が入ってしまいます。
ふつうは表紙は番号なし、二枚目が1ページです。
そのようにしましょう。

二枚目からページを入れてみましょう。
ヘッダーフッターの 先頭ページのみ別指定 にチェックを入れます。
(バージョンによっては、ヘッダーフッター ではなく、デザイン というタブに先頭ページのみ別指定があります)

チェックを入れた段階で、表紙のページ番号は消えますが、次のページが2ページから始まってしまいます

そして、挿入タブページ番号→ ページ番号の書式設定(F) を選びます。

開始番号を 0 にします。

そうすると、表紙のページ番号が消えて、

2枚目に 1 というページ番号が出ます。

ヘッダー

ヘッダーも入れてみましょう。
ヘッダーを使うと、すべてのページに同じ文字を入れることができます。
他の人のレポートと混ざってしまうと困るので、先生によってはレポートのヘッダー機能で学籍番号と名前を入れるように指導するかもしれません。

今の場合はページ番号を入れたので、そのままヘッダーを入れられますが、ページ番号を入れない場合は、 挿入タブ の ヘッダー で、一番上の「空白」を選びます。

  


今の場合は最初からヘッダーの入力が出ていますが、ページ番号のところで先頭ページのみ別指定を措定したので二枚目に行きます。

学籍番号と名前を入れます。

ヘッダーはすべてのページに共通に同じ表示が出ます。

レポートで必ずしも必要ありませんが、ヘッダーを入れておくと、万が一ホチキスが外れてもどれが誰のものかわかるので、教員によってはヘッダーを入れることを要求する場合があります。

本文のどこかをダブルクリックすると、本文が黒くなります。

ヘッダー、本文、フッター(ページ番号) はどこかがグレーになっていますが印刷するとすべて黒く出ます。

トリミング

最後のページに進みます。

この写真の下に「この文章は・・・・」とありますが、この写真にはいろいろな建物が写っています。
普通は中央の20号館(国際学部の建物)を指すと思われますが、もしかしたらキャンパスプラザを言っているのかもしれません。
左の9号館の可能性もゼロではありません。

このように写真をそのまま貼り付けると、わかりにくかったり、誤解を受けやすくなってしまうことがあります。
そこで重要なのがトリミングです。
写真を選択して書式タブ(バージョンによっては図形の書式タブ)を開くと、右の方にトリミングというものがあります。

それをクリックすると、写真の周囲に太い線が現れます。
それを動かします。

外側をクリックします。

黒いところが消えます。
写真をもう一度クリックします。

大きさを調整します。

こうすれば、誤解が無くなります。

この例以外にも、机の上にものを置いた写真の横に自分の影が写っているとか、写真の隅に余計なものがあることがあります。
こういうときもトリミングで消した方がいいでしょう。
このように、写真を使ったレポートの場合、デジカメ写真をそのまま使わず、トリミングをしたほうがいい場合があります。


これでこのWordファイルは終わりです。
上書き保存をしておきましょう。

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