増幅器とデータロガー

教科書P.66の補足説明

ファンクションジェネレータではなく、実際の生体信号を取得する場合です。
生体信号は非常に微弱なので、普通は増幅しないと信号処理ができません。
  1. 信号データを取得する
  2. ADCの要求する範囲に入るように増幅とオフセットを調整
  3. ADCを通して、PCなどの記録装置に記録する
  4. 信号処理を行う
というような処理になります。

実習1:オフセットを調整して、信号が切れないようにしよう

こちらにシミュレータがあります。

こちらにシミュレータがあります。(新しいタブで開きます)

▲で数字が大きくなります。
▼で数字が小さくなります。

  1. 倍率を2倍にセット/li>
  2. Offsetを2.5Vにセット
これで画面にうまく入ったと思います。

実習2:順番を逆にしてみよう

一度、再読み込み あるいはf5キーで戻します。
今度は
  1. Offsetを2.5Vにセット
  2. 倍率を2倍にセット
という順番で値をセットしてみましょう。

こんな感じになったはずです。

なぜ順番が違うと結果が違うのでしょう?

数式で書くとこうなります。

元の信号

倍率→オフセット の順
  1. 倍率をk倍にセット
  2. OffsetをV0にセット


オフセット→倍率 の順
  1. OffsetをV0にセット
  2. 倍率をk倍にセット
このように、後のやりかただとオフセットにも倍率がかかってしまいます。

普通は、倍率→オフセット の順でセットします。
順番によって結果が変わることに注意しましょう。

戻る