Wordの応用(レポートに使う技)

なんか変なレポート

書いてあることは間違いではないのに、なんか変なレポートというものがあります。
そういうものは、全体的な構造がおかしい場合があります。
だめな例
  1. 章わけがされてなく、だらだらと書いてある
  2. 内容が段落ごとにまとまっていない
  3. 結局、なにが言いたいのか。結論がはっきりしない


こういうレポートはだめです。逆にいうと

良い例
  1. 目的パート、説明パート、結論パートがはっきり章分けされている
  2. 内容が段落ごとにまとまっている。内容が変わるときは改行している。さらに大きく内容が変わるときは、セクションを分けている。
  3. 結論がはっきりしている。全体的な結論だけではなく、目的パートなら、何が目的なのか、説明パートなら何が要点なのかということがわかりやすく書かれている
といったことが重要です。

また、よくある悪い例として、文字数かせぎのために余計なことがたくさん書かれているものがあります。

悪い例
  1. 内容をよく理解していないので、とりあえずどこかに書いてあることを丸写しして関係ないことまで書いてしまう
  2. 全体的な整合性を考えずにいろいろなことを書いてしまうため、説明パートで出てきた話が結論パートで何も触れられていない、、あるいは逆に、それまで何の説明もなかった話が、結論パートで突然出てくる
というようなレポートをときどき見かけます。
レポートは長く書けばいいというものではありません。
必要もない話を入れて長くしてあるレポートは、だめなレポートです。 すべての文章がただしく関連するようにして、無駄な文章、途中で消えてしまうような話題、突然出てくる話題というようなことがないようにしましょう。

そういう意味で、レポート全体の構造や、それぞれのセクションの中身がどのように関連しているのかを考えながらレポートを作成することが重要です。

アウトラインモード

レポートを書くとき、頭から順に書いていくと、構造がおかしくなることがあります。 そんなときに、便利なのがアウトラインモードです。 アウトラインモードは、まずレポートの大見出し、中見出し、小見出しだけを先に打ってしまうことで、全体の構造をわかりやすい形でつくるものです。
表示タブから、アウトラインモードに入ってみましょう。

ここで、全体のタイトルと、見出し1(レベル1)をまず打ちます

場合によっては見出し2(レベル2)を打ちます。
これは、打ち込んだら、図の矢印ボタン、あるいはその横のレベルの選択で設定できます。

二つの矢印を打つと、「本文」の設定ができます

ここでは、本当の本文ではなく、どんなことを書くのか、大雑把に本文の内容を打ちます。

この段階で、全体の構成がこれでいいかよく考えます。
よかったら、アウトラインモードを閉じます。

レベル1=見出し1、レベル2=見出し2、本文=標準 と対応で設定されています。

アウトラインモードでは、「表題」と「副題」が設定できないので、あらためて設定しましょう。

大雑把に打っていた本文を消して、本当の本文を打っていきます

こうやってレポートを作る方法もあります。