講義の予定
  講義曜日 : 金曜日
  講義時限 : 5・6時限 および 7・8時限
  講 義 室  : 223A(22号館3階)
 講義は、おおよそ次の予定で進めます。なお、クラスの状況によっては各週の予定を入れ替えることがあります。
 また、講義を遠隔から行う場合は、Web会議システム(Webex)を使って行います。
 Web会議システムへの参加手続きは、毎回の講義の前に電子メールで伝えます。


講義週 講義のテーマ 講義内容と時間外学習
  (09/23) Webの基礎-1  講義の内容 : ガイダンス、Webページへの発展と活用および基本解説
 時間外学習 : 各自のPCにWebページ作成ツールの組込みなどの環境整備を行っておく。
  (09/30) Webの基礎-2  講義の内容 : Webページを表現するためのプログラムの基本(HTML言語と使い方の基本)
 時間外学習 : Webページで表現する文章を作成しておく。
  (10/07) Webの基礎-3  講義の内容 : Webページの設計(文章表現)
 時間外学習 : 各自が作成中のWebページの動作を完成する。
  (10/14) Webの基礎-4  講義の内容 : Webページのデザインを行う手法(スタイルシート:CSS)の学習
 授業外学習 : Webページのデザインを考えておく。
  (10/21)  休 講  講義日程をずらして1月20日まで講義を行います。
  (10/28) Webの発展-1  講義の内容 : ページ間連携
 時間外学習 : 作成中のWebページ間のリンク制御を完成させる。
  (11/04)  休 講  大学祭
  (11/11) Webの発展-2  講義の内容 : 要素のデザイン
       (領域をもつ要素の表示位置を制御し、その部分を強調する。)
 時間外学習 : 作成中の各ページへの適用を考えておく。
  (11/18) Webの発展-3  講義の内容 : 画面分割の設計と実現
         作成したWebページをサーバー上に掲載し、閲覧確認を行う。
 授業外学習 : 画面分割の構想とデザインを考えておく。
  (11/25) Webの発展-4  講義の内容 : JavaScriptの活用
 授業外学習 : 新たな機能の組込みと確認。
  (12/02) プログラミング-1  講義の内容 : 言語JavaScriptのプログラムとしての基本構造
        および逐次(順次)制御を活用したプログラムを作成
 時間外学習 : 整備した環境の動作確認を行う。
 10(12/09) プログラミング-2  講義の内容 : 繰返し制御を取り入れたプログラムの作成
 時間外学習 : 授業中またはWebページで提示したテーマのプログラミングを行う。
 11(12/16) プログラミング-3  講義の内容 : 判断制御を取り入れたプログラムの作成
 時間外学習 : 授業中またはWebページで提示したテーマのプログラミングを行う。
 12(12/23)  プログラミング-4  講義の内容 : データの集合体:配列(Array)の取り扱い
 時間外学習 : 授業中またはWebページで提示したテーマのプログラミングを行う。
 12/27-1/5  休 業  冬休み
 13(01/06) データサイエンス -1  講義の内容 : データサイエンスの概要、および現状把握のための統計的手法
 授業外学習 : 今日の急激なデータ量の増大は何に起因して生じたかを考察しておく。
 14(01/13) データサイエンス -2  講義の内容 : 推計による統計(データのサンプリングと取扱い)
 授業外学習 : 大量データ群のサンプリング手法を参考データを使って体験しておく。
 15(01/20) データサイエンス -3  講義の内容 : 最近の発展(ビッグデータの活用と分野の紹介)
 授業外学習 : ビッグデータを処理する統計的手法以外の手法を各自調査しておく。

授業の主旨
春学期に開講された「情報スキル入門」では、コンピュータの基礎的概念の習得から情報ネットワークの利便性とその利活用に対する注意点の学習を行った。さらにワードプロセッサによる文書編集、スプレッドシートの問題解決への活用、そしてこれらを基にしたプレゼンテーションの方法の学習を行った。
これらの基礎的なスキル獲得に続いて、この科目では、ICTの応用的な利活用について講義する。
具体的には、今日社会で最も利活用されているひとつであるWebページについて、情報の表現・伝達の仕組みの学習と実際に動作するWebページの制作を行う。
また、プログラミング的思考を理解し、論理的に考える力を養うために、簡単な言語を使ってプログラミングの概念の習得を行う。
さらに今日重要視されてきたデータサイエンスについて全体像を俯瞰するために、データ収集と現状分析の手法、推計統計の方法、そしてこれらの統計学を超えた分野という感じで全3回で講義する。

具体的達成目標
Webページの制作実習を通して、社会で展開されている各種のWebページの仕組みを理解できる能力を習得する。
また、社会の重要なインフラとなっているインターネットとその上で展開されているWebページの諸問題を理解できるスキルを習得する。
具体的には、Webページを表現するための言語であるHTMLを使いこなし、さらにそのWebページをデザインするCSSを習得する。
さらに、制作したWebページをサーバーに実装し、各自のPCからアクセスし、できばえを考察する。
プログラミングの学習では、簡単な言語を使って
@ 逐次(順次)  A 繰り返し  B 判断
のコンピュータの三つの基本的な制御方式を体験し、プログラミングの考え方を習得する。
データサイエンスでは、統計、科学的手法、人工知能(AI)、およびデータ分析などの複数の分野を駆使して、データから価値が引き出されていることを理解する。

授業方法
授業では、総合情報センターのWebサーバーを使用する。
各週ともに、その日のテーマを解説し、演習問題を通して理解を促進する。
なお、毎回の授業内容は、この科目のWebページに掲載するので、事前に学習しておくことが望ましい。

成績の評価方法
授業への積極的な参加姿勢、小テストの成績、課題の完成度で評価する。
 1.レポート(50%)
 2.小テスト(20%)
 3.出席状況(20%)
 4.受講態度(10%)

成績の評価基準
課題の完成度、小テストの成績、出席状況と受講態度の合計点が60点以上を合格とする。

教科書
中部大学工学部共通教育科・情報スキル担当著
『情報スキル―情報基礎と応用 2020年度版』学術図書出版,\1900+税
ISBN/ISSN : 978-4-7806-0284-5



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